加工機の入れ替え

主軸の加工機入れ替えで更なる強化を図ります。
入れ替え時の備忘録として記録しました。


01.動機

01.動機

2015年末、加工速度や品質の向上、また価格の面でもお客さまにご満足いただけるように加工機の入れ替えを決心しました。

この加工機は、2000年導入の「ML2012HD2」という機種です。ステンレス切断の幕開けとなったレーザー加工機で、導入から15年間稼働しました。

薄板のステンレスを切断する為に使っていたのですが、最新機と比べて「加工品質が劣る」「メンテコストがかかる」などの欠点がありました。

02.次期加工機の選定

02.次期加工機の選定

使い勝手や取り回しを考え、同じ機種の進化した加工機を前提で探しました。

約5年周期で行われるモデルチェンジで代替わりし、最新の技術や省エネ性能などの魅力的な進化をしており、次の加工機は3世代分の進化を遂げていました。

展示場に行き実物確認と説明を受けた後、代理店との打ち合わせを進め加工機を決定し、発注しました。

03.加工機の売却

03.加工機の売却

新加工機の搬入の前日、旧加工機を売却で引取りに来ていただきました。

加工機を油圧ジャッキで持ち上げ、低床型のローラー台を仕込んで転がしながら移動させていました。

売却価格としては、引取り手数料を差し引いて、低グレードの新車の軽自動車が"買えない"ぐらいの金額でした。

04.加工機の搬出

04.加工機の搬出

運搬用の大型トラックに載せる際は、トラックに装備している巻き上げ式のワイヤーを加工機に引っ掛けてから、引っ張り上げていました。

15年間の愛着ある機械との思い出を振り返り、操作ミスをして故障させてしまった事や、急に切断できなくなって慌てた事などを思い出して感慨深いものがありました。

05.搬入準備

05.搬入準備

加工機がなくなった跡をキレイに掃除し、新加工機を迎える準備をします。

一度設置したらアンカーなどを打つので簡単には動かせません。

設置場所の位置決めは作業員の動線などをしっかりと確保した上で、材料を載せるクレーンの取り回しなどを計算し、万全の準備をしました。

06.新加工機の到着

06.新加工機の到着

早朝6時前から搬入の作業が始まります。

まずは大型のクレーン車と搬入スタッフさんが10人程到着します。
そこからクレーンの準備などが始まり、約30分後には、ほぼ完成品の状態の加工機を載せた大型車が到着しました。

10トン近くにもなる加工機を吊り上げて降ろす作業は現場に緊張感が漂いましたが、手際良く作業されていました。

07.新加工機の設置1

07.新加工機の設置1

搬出時と同様に加工機の下にローラーを入れ、大人数で工場内の指定位置まで転がして運んでいきます。

この時に、事前の位置決めの大切さを実感します。
かなりプレッシャーのかかる役目なのでしっかりと準備をしましょう。

ミリ単位まで細かく調整していただき、設置場所を決定します。

08.新加工機の設置2

08.新加工機の設置2

加工機を設置後、付随して発振器や冷却装置などの据え付け作業になります。

既定の位置に全てを配置してアンカーを打つので完全に固定されます。
地震などで位置がずれることもありません。

ここまでの作業で搬入開始からおおよそ3時間程度かかりました。

08.入れ替え完了

08.入れ替え完了

全ての設置が完了し、メーカーの方が通常の定期メンテナンスのような作業をして使用可能な状態まで整備してくれます。

加工機の操作をするコントロールパネルのOSはWindowsなので、社内LANやサーバーに接続する設定などをします。
システム管理者の方はある程度準備しておくとスムーズだと思います。

そして、搬入作業からおおよそ10時間後に切断可能な状態になり全ての作業が終了しました。

09.さいごに

09.さいごに

新型加工機の発注から納品まで約4ヵ月かかりました。

使ってみた最初の印象は、『制御が多いなぁ』でした。
どのくらいかというと、マニュアル車とオートマ車ぐらいの差があります。

今後はこの加工機を主軸に、より一層お客さまのニーズにお応えできるよう精進してまいります。

※写真はケイアイが最初に導入したレーザー加工機が引き取られる前に創業者と一緒に記念撮影しました。