製缶板金ブラケット(ニッケルメッキ)

レーザー加工で酸洗材から部品を加工します。
酸洗材を使用する理由は、後に表面処理（メッキ）を行うためです。
酸洗材は、表面に酸化皮膜がほとんどなく、メッキ前の洗浄工程が簡素化されるため、効率的に表面処理が行えます。

半自動アーク溶接で溶接していきます。
溶接付近に穴がある場合、スパッタ(溶接時に発生する飛散物)が飛び散って穴周辺に付着することがあるので注意しながら作業します。

このサンプルでは、高い強度が必要な部品を想定しています。そのため、開先を設けて接合強度を向上させ、ビード部分は仕上げて平滑にしました。

最後に、光沢のあるニッケルメッキを施すことで、見た目が美しく、耐食性が向上した製品が完成します。
メッキの種類には、ニッケルメッキ、亜鉛メッキ、クロムメッキなどがあり、用途や性能に応じて対応いたします。